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2017年2月4日土曜日

トップランナーに気をつけろ!(モータ起動できず)

たまには、メンテ屋らしい話題を・・・

先日、とある機械の設置工事を行った。モータは15kwでスターデルタ起動方式である。
起動スイッチをポンと押すと、電磁接触器が動作し、起動スイッチを自己保持する回路になっており、その後スター結線からデルタ結線に切り替える、ごく普通の回路だ。
機械の設置が終わり、起動スイッチを押すと、
『あれ、デルタに切り替わると、モータがとまってしまう!』
何回か試験すると、2回に1回は正常起動する。
『うーん、困ったな』
回路図をみても、特別おかしなところは見当たらず、どうやら自己保持の補助接点が切れてしまっていると判断する。試しに、スイッチから手を離さず、デルタに切り替わるまで押し続けると、100%問題なしで起動する。 会社に帰り調べてみると日立のカタログよりこんな物をみつけました。
ホームぺージによると、トップランナーモータは効率向上のため、銅損を小さくしており、始動時の電流が大きくなる傾向にあるようだ。このため、ブレーカがトリップするなどの不具合が発生している様子。また突入電流が上がると、電源電圧の200Vが著しく低下し、今回のシステムでは多分180V以下まで低下している様子。電圧低下により、電磁接触器の補助接点はON,OFFとなり、自己保持回路が解けてしまうのだ。(通常はOFFになってはいけない)
日立ではこの不具合を回避するために、130V程度まで電圧降下しても、正常動作する電磁接触器を用意しているとのこと。

理屈は分かりましたが、これをやるには電磁接触器を交換する必要があり、費用も時間も必要。
ではどうするか?電圧を無理やり上げることもできないし・・・

 うまい方法を思いつきました。スターデルタ起動にはタイマを用いており、これがラッキーなことに100~240Vのフリー電源なのです。この補助接点を利用すれば、90V程度まで電圧降下しても自己保持回路が解けることはありません。 次回時間があれば試してみようと思います。


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